主にアナウンス室に在籍するアナウンサーが、趣味や仕事、日常の中で出会ったちょっといい話などを、思い思いに分かりやすい「ことば」でつづっていきます。


投稿者 牛田 茉友アナ

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舞台裏

投稿日:2018年06月22日 09:00

Eテレで放送中の「ららら♪クラシック」
来週(6月29日)は、「とことん音楽!私のドビュッシー」。
「月の光」などで有名なドビュッシーの魅力を、
パリを拠点に世界で活躍するピアニスト、児玉桃さんにたっぷり伺いました。
ネイティブは、ドイツ語、フランス語。
日本語は大阪弁なら得意だという児玉さん。
演奏のすばらしさはもちろん、お人柄もとっても素敵でした。

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今回は、特別に許可をいただいて、収録前の様子を少しだけ撮影しました。
ピアノの生演奏がある回は、解説の収録と演奏の収録の前に、ほぼ必ず調律を行っています。
解説で弾く時と演奏で弾く時で、奏者の好みに合わせて、音の響きをほんのわずか変えているのだそうです。
番組のために、ピアノの調律をこんなにまめに行っているとは、担当するまで知りませんでした。

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収録前の照明スタッフの皆さんの仕事ぶりも、いつもとても丁寧で驚かされます。
このスタジオ、やや暗めなこともあってか、照明の微調整が大変。
出演者に当てる照明はもちろんですが、今回聞いてびっくりしたことがありました。
一番照明さん泣かせなのは、なんと・・・、

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「ピアノ」でした。
あ、そうか!屋根が影になるのか!
というのは想像がつきますが、もう一つ、影になって大変困る場所が、ここ!

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分かりますか?鍵盤の蓋のでっぱりです。ちょっと手前にせり出していますよね?その部分です。

鍵盤の真上から照明を当てると、蓋のこの部分が鍵盤に影を落とします。
ちょっと後ろから当てると、今度は、弾き手の頭が鍵盤に影を落とします。
絶妙な加減で、照明の位置を決めているのです。
ぜひ、番組をご覧になる際、美しい音色と共に、きれいに照明の当たった映像も楽しんで頂けたらうれしいです。

肝心のドビュッシーですが、一言で言うと、「おきて破りの作曲家」。
楽譜の上でも、私生活でも、おきて破りだったそうです。
すごく面白い収録でした。
Eテレで来週29日金曜日、午後9時半から、ぜひご覧ください。