主にアナウンス室に在籍するアナウンサーが、趣味や仕事、日常の中で出会ったちょっといい話などを、思い思いに分かりやすい「ことば」でつづっていきます。


投稿者 加藤成史アナ

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ハチにご注意!

2018年08月03日 09:00

こんにちは。ラジオ第一で朝の5時から放送している「マイあさラジオ」のキャスターを担当している加藤成史です。仕事柄、早起きは得意です。月~金の放送を隔週で担当していますが、担当週は朝1時30分に起床。早起きしなくてもいい、担当週じゃなくても4時台に目が覚めて、活動を始めてしまいます。今回のブログは、そんな早起きがたたった(?)出来事を。

先日、福島県にある妻の実家に帰省しました。帰省先でもやはり早起きしてしまうんですね。せっかくなので、朝の涼しいうちに、義母が手入れをしている庭仕事でも手伝おうかと、膝丈くらいのツツジを枝切ばさみでせんていし始めました。数分後...
「痛ったぁぁ~っ!」
突然、左手の甲を、キリで突かれたような激しい痛みがあり、瞬間的に「蜂に刺された!」と感じました。

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刺されてから4日目だけど、まだ刺し痕がのこる左手

幸い、冷や汗が出たり、吐き気といった症状は出ず、一安心。傷の手当をしながら冷静にあたりを見回すと、ブンブンと、大きな羽音をさせて大きな蜂が飛んでいます。コイツか!作業中の庭木のどこかに巣があって、私のせんてい行為に激怒して、刺しに来たのでしょう。これは危ない!蜂の姿を追っていくと、すぐそばのツバキの木の中に吸い込まれていきます。ひょっとしてここかも...おそるおそるのぞいてみると、マーブル模様の、ハンドボール大の、絵に描いたような蜂の巣がありした。(写真は怖くて撮れませんでした...)
激烈な痛みが頭をよぎり、この時点で、自分での駆除はまったく頭に浮かばず、すぐさま地元の駆除業者を検索しました。
日曜日でしたが、運良く、害虫駆除の研究をしている専門家が見つかり、すぐに来てくれることになりました。

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勇者の後姿。ほんとに頼もしかったです。

専門家のかたは、巣を見てそのヌシをすぐに「コガタスズメバチ」と同定。早速作業に取り掛かりました。防護用の帽子をかぶり、記録用にビデオカメラを構えながら、手際よく巣の撤去を始めました。なんとも頼もしい。どう猛な昆虫におびえる庶民の前に現れた勇者です。

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撤去した巣とコガタスズメバチ

この蜂、コガタという名前がついていますが、オオスズメバチと比較して小型なだけで、十分に貫禄のある大きさです。巣の中では働き蜂が盛んに生まれていました。白いのは幼虫とさなぎです。比較的穏やかな性格ですが、もう少し季節が進むと、どう猛になるそう... ほんとに怖い面構えです。と、このあたりで気づいたのですが、私の手の刺し傷、コガタスズメバチのものにしては腫れが小さいんです。私がどんな状況で刺されたのかを再現して、勇者に伺ったところ、「ひょっとしたら、コガタスズメバチに刺されたのではなく、別な蜂かもしれない」。とすると、もう一種類いるのでしょうか。蜂は総じて巣をゆすられたりすると興奮し攻撃してくるそうです。なので、勇者にせんていをしていた膝丈のツツジを見てもらったら...いました、いました。

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真犯人だったコアシナガバチとその巣

コアシナガバチ。コイツか!
コアシナガバチは、アシナガバチの中では小型ですが、攻撃性は強く、人家の近くにも住みますが、山地に多く、木の枝に巣を作るそうです。私を攻撃してきた張本人とその巣がわかって、ようやく安堵。

コアシナガバチに刺されたことがきっかけで、コガタスズメバチの巣も撤去できたわけです。また、いろいろ蜂のことを勇者に教えていただくこともできました。これって「虻蜂とれた」っちゅうことでしょうか(そんな言葉はありませんが...)

これからの季節、攻撃性が高まるハチの種類が多くなるそうです。山に入る際、庭仕事などの際にはみなさん、どうぞお気をつけて。


投稿者 田村直之アナ

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よろしくお願いいたします

2018年08月10日 09:00

アナウンサーの田村直之(たむら・なおゆき)です。
入局8年目の29歳です。これまで鳥取で5年間、広島で2年間勤務しました。

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(広島勤務最終日。愛しの深川アナ八田アナと、広島のソウルフード「お好み焼き」を食べに行きました)

今年の4月から、平日朝8時15分からの生活情報番組「あさイチ」でリポーターを担当しています。
硬軟様々な話題を扱う番組のため、日々勉強です。なんとかしがみついて頑張っています。

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(あさイチ「JAPAなび」で旅した青ヶ島。島への就航率は50~60%前後。この日も波と風が凄かったです)

そんな中で起こった、西日本豪雨。
お世話になった前任地の傷ついた姿を見るたびに、胸が痛みます。
7月6日以降、被災地に何度も取材やロケに行きました。
想像以上の土砂の量。川の護岸が削られ、崩れ落ちた道路。使えなくなってしまった家財道具の山々。
その光景を目の当たりにする度に、言葉を失います。
私たちの放送が、どれほど被災した皆さんのお役に立てているのかは、正直分かりません。
ですが、あさイチでは、これからも、継続して、西日本豪雨について伝え続けていきます。
自分も微力ながら、携わり続けられればと考えています。


投稿者 井上二郎アナ

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枯れ木に花を咲かせましょう

2018年08月31日 09:00

少し前の話になります。
この春までいた福岡局在局時代、放送局の廊下で落ち込んでうなだれていたら、コオロギのような虫が私の頭にジャンプして、髪の中にもぐりこんでしばらくもがいた後飛び降りて・・・・絶命・・・という出来事がありました。
あまりの切なさに涙が止まりませんでした。

それから月日は流れ、先日。自宅の周辺でジョギングをして疲れて道をだらだら歩いていると、なにやら足にもぞもぞした違和感が。えっ、まさかの熱中症か?!と思いハッと見てみると。なんとセミが木と間違えて私の足にとまっておりました。

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どうです。虫からの絶大な支持。挙句セミからの「木扱い」。いくら身体がデカいからって、あんまりだわ。学芸会で木の役でした、という笑い話は聞いたことありますが、セミに人間扱いされないというのはなかなか聞きません。この圧倒的存在感の無さはどうすればいいでしょう。

思い返せば社会人として初めて配属された沖縄局に挨拶に行ったとき、出入りの業者だと思われアナウンサーだとは認識されず、しばらくフロアの入り口で待たされました。
思い返せば2局目の神戸局、緊張して初出勤したら、関西弁のデスクに「キミ、華ないなぁ」と第一声をいただきました。それ以来、「ノーフラワー」の称号をいただいております。
あ、皆さん、これら全部実話ですからね。
わりとキャリアを積んだ今も、集まりの場で「わあ、いたんだ」「えっ、気づかなかった」等々。皆様から温かみあふれる言葉を頂戴しています。

「存在感」、つまり「華」をいかに咲かせるか。そう、振り返れば私の人生はこの問題との闘いの日々でした。
派手な服を身にまとえばいいのではないか。いや、やってみたけど大阪名物「くいだおれ太郎」みたいって言われたわ。
やや高音の声色を使えばいいのではないか。いや、やってみたけどそれでも「ごめん低すぎてちょっと聞き取れない」ってよく言われるわ。
目を二重にして鼻を高くすればいいのではないか。いや、やったほうがいいのかと一瞬思ったけどお金と勇気が無かったわ。

でも、不惑を越えた今、戸惑いまくって生きてきて、ようやくわかったんです。華にもいろいろあることに。枯れ木に花は無理やり咲かない。
日々楽しもうと生きていれば、いつか笑顔の花が咲く。
花はそれぞれ持っていて、見る人が見れば華やいで輝いてくる。オンリーワンを目指したらいい。

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あら、なんて素敵な考え方なんでしょう。
私がたどり着いたこの考え方を世に広めねば、ということで、興奮気味に妻に語ってみると。
「それ、国民誰もが知ってるあの大ヒット曲のパクリじゃない、完全に」とバッサリ。

ハナ息荒く人間のハナやかさについてハナしをしようと行ったものの、ハナから相手にされず、ハナしにならないと突きハナされたおハナしでした。

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