ディレクター裏話

空港に見送りに来た人と見送られる人が、強制的に別れを強いられる場所。それが手荷物検査場。そこをじっくりと眺めると、必ず何らかのドラマが展開されています。ハグをするカップルだったり、家族に手を振るサラリーマンだったり、孫の手を強く握るおばあちゃんだったり…。
慣れた様子で足早に通過するサラリーマン。出張帰りかなと思って話を聞くと、実は単身赴任中で、子どもが生まれそうだから急遽帰るというドラマがあったりもします。
昼の時間帯でもそれだけ多くの"想い"を運ぶ飛行機。それが、23時15分発のとりわけ遅い最終便だとしたら…。

ごく普通の人々のありきたりな日常に潜むドラマ。それがこの番組のテーマです。「あー、俺にもこんな時期あったな」とか、「これからこんなことを経験するのかなぁ」とか、色々と想像しながら見ていただけたらと思います。

(西山泰史:ディレクター)
