にっぽん百歳ファイル

2004年6月12日(土曜日)放送


健康第一 いつまでも
静岡・伊東龍雄 さん

明治37年2月13日生まれ

静岡・伊東龍雄さん
 静岡県静岡市に住む伊東龍雄さんは、朝4時からの乾布摩擦、全身に乳液を塗って肌の乾燥の防止、300段の石段を登ってのラジオ体操、栄養を考えての特製ドリンク作りなど、ありとあらゆる健康法を実践しています。その健康へのこだわりは共に暮らす妻も驚くほどです。そこまで龍雄さんが健康に気を遣うのは病気を抱えた妻と共にいつまでも元気に長生きをするためです。「ふたりで一人前。必ず自分と同じような思いやりを持ってやっている」と妻を思い、健康第一に生きる龍雄さんを紹介します。

●百歳の「食卓」
百歳の「食卓」 市販のナッツに黒豆、乾燥したブルーベリーやメカブなどを加えた龍雄さん特製の
健康食。朝食の一品として欠かしません。もちろん、妻の喜与子さんも食べています。
●百歳の「手」
百歳の「手」
百歳の手を見る
 乾布摩擦をした後、乳液まで塗って乾燥を防いでいる龍雄さん。血液が指先まできちんと行き渡っているようなピンク色をした綺麗な手でした。
●百歳の「メッセージ」
百歳の「メッセージ」
「家族はいつも笑顔で暮らせるようでないと、本当は幸せじゃない。妻が今 やっぱり僕を支えている」
 足腰が弱い妻・喜与子さんを気遣い、買い物なども代わりに行く龍雄さん。一見すると龍雄さんが妻を支えているだけの様に見えますが、実はいつも笑顔を絶やさない喜与子さんの存在が「自分を支えてくれている」と龍雄さんは言います。そのことに深く感謝する姿は70年以上連れ添った夫婦の深い絆を見せられたような気がしました。
●百歳の「素顔」(取材ディレクターの印象)
百歳の「素顔」 とにかく妻のことを思いながら、健康を第一に考えて生活する龍雄さん。パソコンでこれまで実践してきたことをまとめた「健康長寿の試み」と題したファイルは食や運動だけでなく、日頃の生活態度にまで及んでいました。大学では遺伝子学を専攻し、戦前は綿の改良を研究し、戦後は高校で生物の教師をした龍雄さんの健康の試みはすべて論理に裏打ちされたものでした。しかし、「この中に間違いがあると思ったら遠慮なく教えてください。どんどんいいものにしたいから」とおっしゃいます。私の様な若い人間にも謙虚に教えを乞おうとするその姿勢には教えられました。「94歳の妻に、百歳まで元気に長生きしてもらいたい」と妻を思い、健康第一に生きる龍雄さん。
 二人笑顔で達成するその日を私も楽しみにしています。

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